ハイリスク加算件数

7.せん妄ハイリスク加算件数

算式:実数
考察:せん妄とは、「全身状態が悪い」、「痛みが強い」、「薬剤」などが原因で、一時的な脳機能の調整不良によって起こる心身の不適切な行動や反応のことであり、多くは場所や時間を認識する能力(見当識)や覚醒レベルに異常が生じます。ほとんどが一時的であり、回復可能です。当院では、せん妄の発生は重要な問題であるという認識のもとに、せん妄ワーキンググループを発足させ、院内で周知を行うと同時に、ハイリスク加算を算定しています。この加算開始が2020年度からですので、今後、「高齢者のせん妄評価率」「高齢者のせん妄発生率」を検討し、せん妄の発症予防に努めることで、治療を計画通りに進め、患者さんが安心して医療を受けることのできる院内環境を整備していきます。なお、2020年度~2022年度はCOVID-19の入院制限等で何度となく稼働率が低下したにも関わらず、件数は増加しており、この状況を保つようにして参ります。

せん妄ハイリスク加算件数

(実データ:単位は実数(件))

2020年度: 2,463
2021年度: 7,450
2022年度: 9,400