病院長からのメッセージ

ご挨拶 徳島大学病院長
西良 浩一

安全で安心な高度医療を提供する病院として地域社会に貢献します

徳島大学病院は、県内唯一の特定機能病院として、高度先進医療と質の高い医療を患者さんに提供し、地域社会に貢献していくことを使命としています。先端的で、かつ安全な医療を実践するとともに、人間愛に溢れた医療人を育成するという理念のもと、「人間尊重の全人的医療の実践」、「高度先端医療の開発と推進」、「高い倫理観を備えた医療人育成」、「地域医療および社会への貢献」という目標を掲げ、設立以来、一貫して地域の医療機関と連携し、地域医療の最後の砦となる病院として邁進しています。2020年より新型コロナウイルス感染症パンデミックにより徳島県内でも多数の患者さんが発生しています。当院は感染症指定医療機関として多くの重症患者さんを受け入れ入院治療を実施しています。県内の感染症対策で当院の果たす役割は大変大きなものとなっています。
新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、入院患者さんの面会や外泊の制限、外来患者さんの検温や移動歴の申告等で大変不自由をおかけいたしておりますが、今後、アメニティテラスの改良等、院内の環境改善に向けて取り組んでゆきたいと考えております。しかしながら、近年、我が国の大学病院の財政状況は年々厳しくなっているのが現状です。院内の環境整備に加えて、新型コロナウイルス感染症などの感染症対策や安全性の高い医療を行うための教育と施設整備をはじめ、新しい先進的な医療機器の整備、医療従事者の教育や研究のための資金も必要としています。このため、徳島大学病院が、将来にわたり財政基盤を安定化し最先端の医療を提供し続けるとともに、将来の医療を支える人材を育成するため、患者さんや一般の方からのご寄付をお願いすることにいたしました。徳島大学病院が先進的医療を遂行し、将来の人材を育成するために、患者さんやご家族におかれましても徳島大学病院の活動にご理解をいただき、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。