2.歯科衛生士の紹介

歯科衛生士 
1.歯科衛生士業務とは
  歯科衛生士業務は、法律によって規定されている。歯科医療専門職として、直接患者に対し、歯科
  予防処置・歯科診療補助・歯科保健指導を行うことを業務としている。
 
2.外来診療室における業務
  歯科衛生士は歯科教育、矯正歯科、小児歯科、歯科に配属されている。
   1)歯科教育(歯科衛生室/口腔管理センター:口腔健康管理・周術期等の口腔管理
        統合臨床・総合歯科:歯学科生・研修医への支援)
  歯科衛生士がスケーリング、ポケット測定、歯面研磨、フッ素塗布や患者さんの口腔内状態に合わ
  せた歯科保健指導を行っている。様々な歯ブラシ・補助用具を説明し、患者さんに適した物を選ん
  で指導にあたっている。
      

  
  2)矯正歯科(不正歯列の治療、唇顎口蓋裂の治療、口腔筋機能療法)
   チェアサイドでの診療の補助や矯正治療前や治療期間中の歯科保健指導および口腔筋機能療法を
   行っている。
      


 3)小児歯科(小児のう蝕予防・治療、歯列・咬合の育成、外傷治療)
  チェアサイドでの診療の補助や小児への歯科保健指導に加え、障碍児・者など特別な配慮が必要な
  患者さんへの対応を行っている。

     


 4)歯科(保存科)修復・歯内療法・歯周病などの治療
      (補綴科)義歯・クラウン・ブリッジ・インプラントなどの治療
  歯周オペ時の介助やインプラント装着患者のメンテナンス及び歯科診療補助(歯牙切削時のバキュー
  ム操作や印象採得時等の介助に加え、特別な配慮が必要な患者さんへの対応など)を中心に行ってい
  る。

       
 
3.チーム医療
1)口腔ケア  
  集学治療病棟及び医科病棟へ毎日メンバーが交代で往診している。周術期及び体力落ちた高齢者は、
  誤嚥性肺炎を起こす可能性があり、また化学療法中の患者は易感染性の状態にあるため、口腔内を清
  潔に保つことは非常に重要である。
     
 
2)両親学級(第2木曜午後 食と健康増進センターにて)
  産科婦人科外来主催の両親学級のプログラム(3回コース)の中での、第2回目に「妊娠中の口腔衛
  生」についての集団指導を行っている。
           
 
3)妊婦歯科健康診査(第1月曜・第3木曜午前 歯科外来にて)
  産科婦人科通院中で、歯科健診を希望する妊婦が対象となり、歯科医師による口腔内診査と歯科衛生
  士による歯科保健指導を行っている。
 
4.歯科衛生学生教育
  本学生や受託実習生の教育・指導及び各診療科への連絡・調整を行っている。
                         

5.その他 【歯科衛生士業務連絡会】
  毎月1回歯科衛生士業務連絡会を開催している。
  業務や受託実習に関する協議及び各担当者が出席した会議の報告、また歯科衛生室と共同で症例検討
  会などを行っている。